Design Academia - 国公立デザイン系大学会議

新型コロナウイルス対応キャンパスライフ創造月間

札幌市立大学デザイン学部では、前期授業の後半から一部再開した対面型授業を学内で安全に過ごすことができるよう、新型コロナウイルス対応キャンパスライフ創造月間(6/29~7/31)を設定しました。学生の登校を再開するにあたり、デザイン学部では「私語禁止!」という厳しい原則を告知しました。強制力のあるものではありませんでしたが、再開した大学生活において、充分注意した毎日を送るよう、学部からのメッセージとして発信したものです。

一方で、こうした生活をクリエイターとして楽しんで過ごしてほしいとも考え、「私語禁止」を演じながら実践するためのデザインコンペ『「生きる」のデザイン』も開催することにしました。課題テーマは以下の4つを設けました。

テーマ1:学内で発話することなく、対話するための手段の提案と実践

テーマ2:飛沫飛散を防止するツールの提案と実践

テーマ3:学力で極力『モノ』に触れることなく生活するためのツールの提案と実践

テーマ4:友人とソーシャルディスタンスを保つための方策の提案と実践

後援会からの支援を受けながら、総額10万円の賞金(生活支援費)を用意し、提案作品を募ったところ、活発な応募があり「無接触式エレベーター操作方法に関する提案」(技術を駆使した新時代模索賞)、「見える!ソーシャルディスタンスTシャツ」(心理効果による新ファッション賞)、の2点を選出しました。このデザインコンペは、9月にも第2弾の作品募集を行い、後学期開始に向けた啓蒙活動として展開しています。

感染予防は、厳しい制約を謳わなければ効力を発揮しません。札幌市立大学のデザイン学部では、制約された日常を生きる学生の創造性を育む方法を模索しています。

 

屋内開放空間で再開した実習授業の様子

2021.7.2