Design Academia - 国公立デザイン系大学会議

高い創造性を備えた「次世代型工学系人材」を育てる

香川大学創造工学部創造工学科では、時代の変化を的確に捉え、社会や人々のニーズにフィットしたイノベーションを創出する次世代型工学系人材を育成します。特に造形・メディアデザインコースでは、エンジニアリングに必要な論理性と、デザインやアートに必要な感性を追求するカリキュラムによって、創造的かつ社会的意義のある価値を生み出す人材育成を目指します。教育のベースにデザイン思考を置いた、4つの研究スタジオでの実践的研究です。

・エンジニアリングデザイン スタジオ (新発想の機能と仕組みを生み出す)
・プロダクトデザイン スタジオ(モノづくりを通じて新しい生活を提案)
・メディアデザイン スタジオ(新たな交流と表現を創造)
・ソリューションデザイン スタジオ(幅広い視点から複雑な課題を解決)

造形・メディアデザインコースの研究領域

 

コース専攻の全学生は、1年次終了時までにコース全教員と2年次以降の履修科目を相談し、各スタジオ推薦科目を選択して専門性を深化。3年次からは、デザイン思考を高めるために、プロブレムベースドラーニング、フィードワークの実践的演習で社会に飛び出し、ワークショップやプロトタイプのスキルアップを図るほか、さらに必修として地域と連携したプロジェクトベースドラーニングを行い、その経験を基に4つのスタジオに配属され、卒業研究または卒業制作を行います。

コース専攻の流れ

 

「次世代型工学系人材」のための5つの素養

・専門分野を問わず工学系人材として必要な数理的基礎力

・高い倫理観とそれに裏打ちされた対人コミュニケーション力および異文化コミュニケーション力

・地域を理解し、地域と協働して価値の創造を行う力

・審美力・多様性理解力・企画力・プロトタイピング力などを統合したデザイン思考能力

・さまざまなリスクを把握・抽出し、事前に対応策を講ずるとともに、想定外の事態にも対応できるリスクマネジメント能力

2019.10.17