国公立デザイン系大学会議とは
現在、20世紀が積み残してきた社会の多様で複雑な諸課題を解決するためには、本来のデザインの役割―諸課題の要因やニーズ、解決の糸口を多方面の視野から俯瞰的に探り、具体的な解決の方向を導き、提案・検証する―が、創造プロセスのすべての段階において有効な方法となり得ると認識されてきています。
このようにデザインに対する社会的な役割や期待が高まっている中、デザイン学の教育研究の現場として、わたしたちにはその概念と方法論の再構築を行う必要があると考えています。そうした状況を鑑み、国内およびアジア諸国のデザイン系大学との連携による新たな学術研究領域を創出し、国際的なデザイン学の教育研究拠点を形成するとともに、デザイン学教育・研究を推進することを目的として、国公立デザイン系大学会議は設立されました。