現在の千葉大学のデザインコースは、工学部内で一つに統合された総合工学科の中の一コースとして配置され、大学院では大学院融合理工学府創成工学専攻の中の一コースとする位置付けにあります。学生はコースごとの教育を受け、卒研や修論・博論などの研究に関わるという教育システムは従来通りですが、教員はこの学生の教育コースとは別組織にあり、大学院工学研究院総合工学講座の名称を持つ一講座に属し、これまで以上にデザイン領域以外の他領域との融合した研究・教育を目指しています。

また、来年度には大学直轄のセンターであるデザイン・リサーチ・インスティチュート(design research institute／dri)の設立を控え、同時に新しい教育・研究のスタイルを目指した隅田キャンパスのオープンも控えています。

最新のデザインコースは、製品デザイン、システムプランニング、デザインマネジメント、材料計画、意匠形態学、コミュニケーションデザイン、人間情報科学、デザイン心理学、コマーシャルデザイン、環境デザイン、人間生活工学、デザイン文化計画、コンテクスチュアルデザイン、サステナブルデザインの14研究室で構成され、それぞれの特性を生かした教育と研究を展開しています。

ENSCI Les Ateliersと連携したデザインワークショップ及び展示会の開催