Design Academia - 国公立デザイン系大学会議

多様化・高度化する社会の課題に次世代のイノベーション創出によって応える

2021年4月、1921年に東京高等工藝学校が設立されて以来100周年を迎えた千葉大学のデザインコースでは、これを機にますます多様化・高度化する社会課題に対して次世代のイノベーション創出で応えるべく、新部局を立ち上げました。それが、これまでの大学院工学研究院所属のデザインコース担当の教員が中心となって創立した「デザイン・リサーチ・インスティテュート(dri)」です。

さらには、driの設立と同時に、ものづくりのまちである東京都墨田区に、建物全体が実証実験空間となり、生活のすべてをシミュレートすることをコンセプトとした「千葉大学墨田サテライトキャンパス」を開設しました。

デザインコースの教育カリキュラムにおいては、driの所属教員が中心となって、理論・技術を教授するのみならず、「墨田サテライトキャンパス」を活用しながら、リアル/バーチャル両面における多数のデザイン実践を行います。こうして、従来のデザインに加え、建築学、イメージング科学、ランドスケープ学や予防医学などの他分野との共創に基づき、実習授業の充実、実物大のプロトタイピング、社会課題解決の実践などにより、分野横断的にデザイン教育・研究を展開。科学や技術に裏打ちされた人間性・芸術性豊かなデザイン能力を涵養します。

墨田サテライトキャンパスの外観

 

墨田サテライトキャンパスにおいて開催された「意匠展2021」

 

ENSCI Les Ateliersと連携したデザインワークショップおよび展示会の開催

 

2022.3.29